人気テレビ番組、あさイチで2024年2月26日紹介された「上手に断る技術」特集!津田卓也さんが教える気持ちいい断り方がとても良かったので、まとめました!お店でのセールス、訪問販売、自治会、子供会、PTAの役員など、ママ友からの誘い、上司からの頼まれごと、相手を嫌な気持ちにしないで嫌われずに上手に断る方法です。
あなたは上手く断れる?テスト シチュエーション別
あなたは
- 洋服屋さんで いまいちだなと思っても、店員さんが次々やってきて「お似合いですよ~」と言われた時、断れます?
- ママ友にランチに行こうと誘われて断れるでしょうか?
- 自治会の役員になってくれと言われて断れるでしょうか?
断り上手になりたい!
断り上手な人もいますよね。嫌な場合に、ただ無理やりノーと言えばいいってことではないんです。周りの人から嫌われずに、上手に確実に断るにはどうすればいいんでしょうか。
断るのが苦手な人の共通点はある?
かわいそうかなと思ってしまう
スーパーの試食コーナーで実演販売などされてる時に近寄ると食べてしまって買わざるを得なくなってしまうので、近寄らないようにしていますが、子供が真っ先に行ってしまいます。「どうですか~」と聞かれると「美味しいですね」って美味しくなくても言ってしまいます。試食したら もう買うしかないような気になってしまいます。
そんなことはないんですけどね。
販売してる人と目が合うと、その人のことを心配してしまって「1つぐらい買ってあげなきゃ、かわいそうかな」と思ってしまいます。
みんな優しくて、相手のことを考えすぎてしまうから断れないんですよね。
沈黙が数十秒続くのに耐えられない
自治会、子供会、PTAの役員など、「誰かこの役になりませんか、やってくれませんか」と言われて沈黙が数十秒続くという時に、どうしても それが耐えられません。 その場はそれで丸く収まってくれますが、 後は大変です。
「どうやったらできるか」ということを考えてしまい、「どうやったら断れるか」ということにはなかなか 頭が回りません。
そんなことをしてる間に だんだんと周りの人から「好きでやってるんでしょ」と言われるようになってしまいます。 ただやるだけでなく次の人が楽になるように仕組みを作ろうと頑張っています。 もう何年もゆっくりすることはありません。もうフラフラになってしまってるのを見かねて 、ご主人も手伝っている感じです。
訪問販売を断ってるつもりなのにそれが伝わっていない場合
断ってるつもりなのに、それが伝わっていない場合があります。 訪問販売が苦手です 夫を理由に断っているつもりですが、「私がお金出すわけではないので 私は決められません」と言っているのに「奥さんはどうですか」と言われます。
あれって1回買っちゃうと、もう名簿が回って何度も訪ねてくるようになるんですよね
嫌われたくない 断って何か復讐されたら怖い
強く言えない。嫌われたくない。 何かされたらどうしようと怖いということです。家に何かいたずらされたら困るなと思って、なかなか「いらない」、はっきりと「もう来ないで」とも言えないということです。
上手に断る方法を知る
上手にノーと言うためにはどうすればいいのか、を教えてもらいましょう。断り方研修の講師の津田卓也さんはNOと伝える達人です。
断れないのは断る方法を知らないだけ
断れないのは性格ではなくて、断る方法を知らないだけだということです
誰でも赤ん坊の時にはわがままですが、家の中で親などから「はいと言いなさい」と言われて、だんだんと「はい」と言うようになっていきます。
津田卓也さんご自身も元々は全然 断れないタイプでした。しかし、親から「人の顔色ばっかり見るな」と言われるようになってから、断るテクニックを考えるようになりました。
上手な断り方のポイント シチュエーション別
まずは相手を設定してみましょう 。
- 最初の店員さんのようにその場限りの相手
- 友人知人のように 今後も関係が続く人
- 職場の人のように 上下関係がある相手
相手との人間関係によって、それぞれ断る技術やテクニックというのは変わってきますよね。
店員さんのようにその場限りの関係の場合の上手な断り方
優しい人は相手のことを考えちゃうので、なかなかピシャッと断ることができません。
そこでうまい断り方があります。
断り方は5段階
断り方は5段階。
- まず、「ありがとう」です。いきなり断るのはNGです。
- 次は「ちょっと考えさせてください」
慣れてない時は断るところからやりがちですが、時間稼ぎとして冷静になるためにクッション言葉として相手の言葉を止めているために、「ちょっと考えさせてください」とお願いします。 - そしてその後、「考えたんですけど、私にはピンと来ないので」というのが魔法の言葉です。あくまでも「私」の話で、「相手の店員さんが良くない」とか「商品が良くない」と言ってるわけではないんですね。
しかし、次はしっかりと言っておきましょう - 4つ目に「やめておきます」と言います。自分の意見です。
- 「ありがとう」と言います。
3つのK 感謝 簡潔に結論 感謝
「簡潔な結論(私にはピンと来ないので、やめておきます)」を前後の感諝でサンドイッチすることで、相手には嫌な思いをさせずに、丁寧に断ることができます。私には似合わないと言うと「いやいや、お似合いですよ」と言われてしまうので、「私にはピンとこないので」というのはいいですね。また、いろいろ言われた時や次に持って来られた時には、「今日は見るだけなんで、買う気はありません」と言うのがおすすめです。
実際に販売の仕事をしている人たちが嫌な気にならない喜ぶ断り方とは?
相手を傷つけたくないと思ってしまいます。が、しかし、断られる方の実際に販売の仕事をしている人たちはどういう風に考えてるんでしょうか?
衣類などを販売しているショップ店員さん、デパートや駅で財布やアクセサリーなど雑貨を販売している方に聞いてみました。
断られ慣れてるショップ店員でも傷つく断られ方
そういう方々でも、断られ慣れているとは思いますが、傷つくのは無視されることです。イヤホンとマスクで無言で手で断われたりすると、なかなかショックですよね。実はショップ店員さんのほうも、最初の頃は人見知りして、話しかけるのもビクビクしていたくらいです。
嬉しい断られ方
嬉しい断られ方もあります。「最高の笑顔で断ってくれると嬉しい」ということです。こちらを慮られていると感じれば、全然嫌な気はしません。
「ごめんなさい、また来ます」と言ってくれればいいです。「今日はいいです、でも面白かったです」と言ってもらえると嬉しいです。「時間つぶしで見てるだけなんです」と言われれば、別にネガティブなことでも笑顔で言われれば、全く問題ありません。
「大丈夫です」は万能
大丈夫ですと言われるのが、言われる方もメンタルは傷つかないということです。「大丈夫です」は、いいそうですよ。
店員さんも早めに断ってほしいと思っている
実は、店員さんとしては、必要ないならば早めに断ってほしいと考えている人も多いです。その間に他のお客さんへの対応ができます。
店員さんが暇そうにしていると、上の人(店長さんなど)に怒られてしまうので、話しかけることもあるそうです。そんなこともあるくらいですから、お客さんであるあなたには罪悪感を持たずに、堂々と断ってほしいと考えています。
ただ、人として対応してもらえると、やっぱり嬉しいということです。笑顔ではっきりと断れば、相手も意外と傷ついていないようですよ。
ママ友のように今後も関係が続く人から誘われたのを上手に断る方法
そして次は、友人、知人など、今後も関係が続く相手への上手な断り方。どんな断り方があるんでしょうか。行きたくないからと言って、後々苦しくなるような言い訳は厳しいですよね。
あんまり変な言い訳をしていると、関係がギクシャクしてしまいます。
断り方は5段階
- 最初は「ありがとう」と言って始めます。
- 次に「いいね」と言ってあえて乗っかります。時間稼ぎをして、その間に冷静になります。やり取りはして、相手の気持ちに共感しておくことが重要です。
- そして、「ただ」という言葉から始まって、いけない理由を正確に話します。「でも」とか「だけど」というDで始まる言葉はNGです。「でも」という言葉は前の流れを否定することになりますが、「ただし」は情報を補足するだけの言葉になります。
- そして、魔法の言葉が「せっかくなのに残念だけど」という言葉です。
- 最後は「ありがとう」と言います。
家で休みたい時には「家の事情で」と言っておくといい
行けない理由があまりない、家で休みたい時といったには魔法の言葉、「家の事情で」と言っておきましょう。細かいことでも、嘘をついてしまうと後で困ることがあります。「家の事情で」という場合には、それ以上を追及されても、相手がプライベートに踏み込んでくることになりますよね。
2:7:1の法則
嫌われたくないけどという意識が強すぎる方に知って欲しい事実があります。271の法則があって、同じことやっても、何をどうやっても、2人は自分に交換をもって評価してくれる人、7人はどちらでもない、そして1人が自分のことを嫌うという人です。
これだけ誠実に断っても嫌ってくる人は、どうせ何を言っても嫌ってきます。うまく断れたら、自分を褒めてあげましょう。
上下関係がある職場の上司などから言われた時、上手に断る方法
上下関係がある職場の上司などから言われた時、上手に断るにはどうすればいいんでしょうか。
急に「明日、シフトに入ってくれないか」と言われた時、どうすればいいんでしょうか。
こちらも5段階のお断り方ですね。
断り方は5段階
- まずは「ありがとうございます」とお声がけに対して感謝を表し、「ありがとうございます」と入ると失礼がありません。
- でも、電話などであれば、「急ですね」「大変ですね」と共感を示し、「いつですか」と情報を収集します。この間に冷静になるための、時間稼ぎをします。
- そして3つ目は、「他ならぬ○○さんの依頼なので、お受けしたいのは山々なんですが」というのが魔法の言葉です。「せっかく店長からご指名いただいたのに」という風に。相手が大変なので敬意を表し、そして共感を表すことが重要です。
あんまり具体的に「こっちから何時から何時までがだめなんです」と言うと、その前後に入ってくれなんて言われちゃうこともありますから注意しましょう。 - 「来月であればよかったんですが」と代替案を出してあげます。
- 最後に、「また次の機会には是非お役に立ちたいので、これからもよろしくお願いします」と言って終わりましょう。仕事だからこそ、一度断ったぐらいで関係が切れることはありません。
仕事だからこそ、一度断ったぐらいで関係が切れることはない
でも、仕事を断るのは怖いですよね。でも、仕事はだからこそ、一度断ったぐらいで関係が切れるということはありません。何かの依頼を断らずを得ない場合というのは、自分の他の仕事をちゃんと責任をもってやっているということですからね。
社内ならこれで大丈夫、社外や取引先となると、また話が別だと思います。
断り慣れるということも結構大事かも
最近の若い子は結構堂々と断ってくるみたいですけどね。「断り慣れる」ということも結構大事かもしれません。練習しましょう。先輩から飲み屋、食事に誘われても、結構断ってくる人は増えてきましたよね。性格的に優しいから断れないということはあるようですけどね。
練習やイメージトレーニングが重要
実際に、イメージトレーニングしてみましょう。
ちゃんとノーを言わないことは「自分の人生を生きてない」ということ
ちゃんとノーを言わないのは自分の人生を生きてないこと、他の人の顔色を伺ってるということになってしまいます。積み重ねていくと、後で大きな後悔をすることもあります。
断る方法は自分を大事にする方法だと、そして自分を大事にすることは他の人も大事にすることなんだと思って練習してみるしかないですね。
まとめ
今回はすごい良かったですね!